◆芭蕉ゆかりの花 紅花◆

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名称:べにばな (別名/末摘花)

まゆは おもかげ べ に
眉掃きを  俤にして  紅粉の花


つて山形城主である最上義光公や酒田の商人によってこの地に伝えられと言われる紅花は元禄時代「最上紅花」として最上地域の特産品として一世を風靡する。
尾花沢の豪商「鈴木清風」が財をなしたのはこの紅花の大商いがあったからと言い伝えられ、その頃都の行き来で交友があった俳聖芭蕉が紅花の花咲く頃に尾花
沢に10日もの長逗留をしたという「おくのほそ道」の紀行文は有名。尾花沢で一つ咲きの紅花を見て「眉掃きを」詠んだのであろう